菌ちゃん農法実践‼ 植付け前のチェック

有機物を投入してから寝かし期間を経て植付前に糸状菌の様子をみていきます。

『菌ちゃん畝を作ってから大分経ったから植付けしたい。』

糸状菌が畑で活躍できるように、しばらくの寝かし期間を設けましたね。

植付け前に、糸状菌の様子を確認し、植付けができるか否かの判断をしていきます。

今回は、菌ちゃん農法を実践中の筆者が、植付け前のマルチの下の様子を確認していきます。

この記事は、菌ちゃん農法を始めてみたい方、既に畝を作りこれから野菜を植付けしたい方向けの内容です。

この記事でわかること
  • 植付け前の準備
  • 野菜の植え付け方法
目次

野菜の植え付け前に確認すること

糸状菌の確認

前回、畝を作ってから必要分の寝かし期間を設け、そろそろ野菜の植付けをしていきたい。

畝づくりについてはこちらをチェック‼

レ併せて読みたい

丸太入りの畝づくりはこちら…

植付け前にチェックしなければならないことがあります。

やらなきゃいけない事はひとつですね。

それは…

ちゃんと糸状菌が有機物についていてくれているかどうか?

です。

糸状菌の有無を確認

菌ちゃん農法の主役はもちろん、糸状菌

寝かした畝の中身の糸状菌がどのような状態なのか?

確認していきます。

菌ちゃん農法 糸状菌確認、マルチをめくる

上にのせた重しを外して、マルチをめくる。

もしくは、マルチに穴をあけて有機物層の確認をしていきます。

菌ちゃん農法 マルチの中身糸状菌の確認

糸状菌の状態がいくらか確認できるようなら、マルチを戻します。

菌ちゃん農法 有機物に糸状菌

マルチに穴をあけ有機物層を確認し写真のように糸状菌が伸びていればOK。

植付け前に、マルチをもう一度、張り直してマルチ押さえを押し直します。

菌ちゃん農法 糸状菌確認後
マルチ張り直し

マルチの張り直しが完了したら、植付けをしていきます。

糸状菌が育っていないときの対処

ちょっまっ‼
糸状菌が育ってなかったり、何か大丈夫?
って思ったときはどうしたらいいの?

少し触れたことがあったよね。
下の記事も参考にしながら、詳しく説明するよ。

レ併せて読みたい
菌ちゃん農法 寝かし期間後、始業菌の生長がイマイチな様子

糸状菌の菌糸が思ったより生長していない。

水分不足もしくは水分過多の可能性があります。

水分不足の場合

菌ちゃん農法 水分不足 じょうろで水やり

重しの下が乾いているなど水分不足の場合はじょうろで水を与えます。

菌ちゃん農法 水分不足 水やり後重しを増やし畝面にのせる

畝床にのせた重しをもう少し加えて(ウェイトを重くする)、もう一度のせ、1ヶ月寝かし期間を延長します。

水分過多の場合

逆に畝が濡れすぎている場合は、畝が低すぎる可能性があります。

溝を掘りなおし、畝高の調整を行います。

畝の修正後、1ヶ月後改めて糸状菌の確認を行います。
糸状菌が育っているのを確認できるようなら、植付けしていきます。

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苗と種の植付け方法

菌ちゃん農法 苗や種の植え方

糸状菌の育ち具合も良ければ植付けをしていきます。

STEP
マルチに穴をあける
菌ちゃん農法 マルチに穴を開ける

マルチ全体にマルチカッターで20cm間隔10㎝の穴を開けていきます。

野菜に見合った穴を使用します。

植えない穴が出てきますが、雨水の入り口や熱気の出口になります。

STEP
植穴を掘り有機物を確認
菌ちゃん農法 植付け 有機物をかき分ける
菌ちゃん農法 植付け 穴を掘る

植付け穴を掘り、改めて有機物の確認。

有機物の表面や土と接するあたりに菌糸が見えれば成功している。

有機物層をかき分けてその下の土を露出させる。

STEP
穴の底を固め水を与える
菌ちゃん農法
掘った穴を拳で固める
菌ちゃん農法 植付け 拳で突きつけた部分に水を与える

穴の底拳で突き固めます。

土の粒子を固めることで、毛細管現象により地中の水が集まりやすくなります。

突き固めた穴の底に水を与えます。

STEP
野菜の苗や種を穴に定植
菌ちゃん農法 植付け
苗を穴に入れる

苗の定植の場合

菌ちゃん農法 植付け 種を穴に配置

種植えの場合

野菜の苗を穴にいれます。

隙間には土を足し、苗の根と密着させるために、入れた土を押える。

種の場合は穴の底に点撒きし、土を軽くかぶせます。

ダイコンコマツナなどの筋まきで種まきする野菜も点まきで栽培していきます。

種の植え付けの時は、側面の土が崩れないように大きく掘っておきましょう。

STEP
植え付けた野菜に水を注ぐ
菌ちゃん農法
野菜の植え付け後水をやる

苗の根と土を馴染ませるため、じょうろで水を与えます。

水のやりすぎには注意。

種植えもやり方は同様です。

有機物の下の土に植え付けしましょう。

その後の管理

その後の水やりと有機物の補充についてです。

水やり

野菜の水やり 菌ちゃん農法

基本は、定植した後は水やりは不要です。

高温乾燥が続くようなら水やりをしていきます。

他にも、栽培する野菜によって水やりは必要になります。

乾燥を好むトマトなどは不要ですが、トウモロコシやキュウリなどの乾燥を嫌う野菜には、乾燥が続くようなら水やりをしていきます。

有機物の補充

野菜栽培後、有機物の補充 菌ちゃん農法

有機物消耗品となります。

有機物がなくなるということは糸状菌のエサがなくなるということになります。

いずれの有機物を使った場合も、時々マルチをめくり糸状菌や有機物の状態を確認していきましょう。

不足を感じるようなら、有機物の補充をしていきます。

補充は、マルチをめくって配置しやすいように範囲に置けば大丈夫です。

すでに菌糸は畝のあちこちで伸びています。

マルチも痛みますので、張り替えと一緒に有機物を置くのもありです。

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菌ちゃん農法 植付けを行って

今回もポカありますよ(*’ω’*)

うっかり① 夏場の熱風で苗をダメにする

夏場の熱風で苗がダメになる
菌ちゃん農法

夏場マルチの穴から高温の空気が立ち昇って、植付け間もない苗の葉を傷つけました。

熱風は想像がついた為、本来は有機物を押し分けてその下に植え付けをしますが、なるべく苗がマルチから出るように植付けしました…。

結果、写真のように枯れました。

植付けした半数が1日経たずやられてしまいました。

菌ちゃん農法 熱風対策

本来の予防策は、

葉が地上に顔をだしたらマルチ穴付近に土をのせ、空気の出口をふさぐことで苗に熱風があたることを予防することができます。

6月に定植したときの結果です。
黒マルチが熱を吸収し、結構暑くなります。
土のせはマストですね(*´Д`)

うっかり② 糸状菌の確認に苦労する

糸状菌の確認時の失敗談

糸状菌の確認について初めてマルチをめくった時に…

えっ、糸状菌、何もついてないじゃん…。

じょうろで水やりしそっと元に戻しました。

マルチを開けたときに個人的なイメージは糸状菌の菌糸でびっしりなっていると思い込んでいました。

実際は、有機物の上に土をのせ過ぎて糸状菌の確認ができない。

土に潜った有機物の確認をせず、じょうろで水やりし、そっとマルチを戻しました。

結果論ですが、有機物に糸状菌がしっかりついていたと思います。

有機物で判断しましょう。

そっと戻して1ヶ月後、有機物まで確認したらしっかり糸状菌がついていました。
勝手にこうなっているだろうと、イメージせず、有機物の糸状菌の状態を確認し判断しましょ(*´з`)

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菌ちゃん農法実践‼ 植付け前のチェック まとめ

菌ちゃん農法の植付け前の要点について解説しました。

植付け前の有機物の確認と植付け前のプロセスについて

  • マルチをめくるか、穴を開け有機物に糸状菌がついているか確認
  • マルチを張り直し、20㎝ピッチで10㎝穴を開ける
  • 野菜にあった穴を使用し、有機物をかき分けて穴を掘る
  • 穴の底を固め、苗、種を植える
  • 定植後、水やりし乾燥が続かない限り水やり不要

簡単にまとめると上記のとおりです。

夏場の植付けは失敗談のとおり要注意です。

植付け後は無農薬、無肥料での栽培をドキドキしながら見守っていきます。

今回、以上。

最後までお付き合い頂きありがとうございました。

菌ちゃん農法の畝づくりについては下記クリック‼

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