
丸太を使うことでより長く畝を使えるようになります。
『有機物の補充はいつ?』
有機物は糸状菌の食料となるため、いつかは無くなります。
早いもので1年で有機物の補充が必要になります。
少しでも長持ちするために、丸太をいれていく方法を実践してみました。
この記事は、菌ちゃん農法を始めてみたい方向けの内容です。
これから農法を、試してみる筆者が紹介します。
- 丸太投入の畝の作り方
- 基本の畝と違い
畝に丸太を投入すると…?



以前のブログで落ち葉を使い畝を作成しました。



私事、補充するタイミングで手が空いているか微妙です。
なるべく有機物の補充を先送りにしたいのが本音です。


菌ちゃん畝は糸状菌が好む有機物を投入し、作っていきました。


この有機物は、もちろん消耗します。
畝を作ったあとも定期的に補充する必要があります。
刈り草などを原資とした場合、おおよそ1年ですぐに補充が必要になり、落ち葉は1年から1年半が目安となります。
それを補充をなるべくしない方法として「丸太をいれる」という方法です。
丸太を入れることで3年以上は補充なしで野菜を育てることができるようです。



「ずぼら」な私はぜひやるしかないと思い実践してみました



これから実践内容をみていきましょう。
丸太を入れて畝をつくる手順



丸太の調達から畝づくりまでの経緯を説明します。
まず丸太を調達します。
丸太の調達


丸太を調達しましょう。
間伐したものを調達します。
林や山で、1年以上放置されているもので、時間が経っている雰囲気のものを調達します。



なるべく風化が進んでいるいるものを調達しました。
できれば、糸状菌のついているものを選び、割って使います。
表面積を増やすために、大きい丸太は割って使用し、菌糸が増えるようにしていきます。
- 直径10㎝以上の太い丸太は割って使用する(表面積を増やすため)
- 菌糸が増えるように、木の枝や割ったタケを一緒に入れる
- スターターとして、通常の畝と同様に有機物をのせる


スターターの有機物と木の枝や割ったタケを入れて、菌糸がつきやすいようにしていきます。
火起こしと一緒で、小さいものから燃やしていくのと同じ。
菌糸も小さいものからついていき、徐々に大きいものについていきます。
こちらの丸太も2ヶ月程度、畑で野ざらしにしました。
丸太をいれた畝づくり 手順と要点



丸太を入れた畝を作ってみましょう。




丸太配置用の溝を掘ります。
鋤簾などで真っ直ぐに溝を掘っていきます。
深さはあまり深くする必要はなく、丸太を配置する目印とする程度です。






通路幅は40㎝程度として、掘り下げていきます。
掘った土で、山を作っていきます。
山を作るにあたり、土が乾いた状態だと、作りづらい。
じょうろであらかじめ土を湿らせるか、雨天後に行うことがおすすめ。




畝の底辺は130㎝程度です。
丸太は通路(溝)を掘り下げている為、水につかることはない高さになっているはずです。
この高さであれば、風通しもよく菌糸が伸びやすくなります。


有機物を床面に敷き詰めていきます。
この有機物は、埋め込んだ丸太の糸状菌が育ち活発になるまでの、スターターとなります。
先々、肥料切れのような状態になるときは、まだ活発ではなく、様子を見ていく必要があります。



この後の流れは通常の畝と同じになります。
大きく変わるのは、丸太をあらかじめ仕込むことだけですが、その工夫のみで糸状菌の助けになるのなら、ひと手間する価値があると感じました。
丸太ではなくても、女性でも持てるサイズの木片は、注視していれば、山でなくても調達は可能です。
丸太の代わりに小さな木片や折れた枝を仕込むだけでも、楽しみが増えますよね。



まだまだ、畝を作ったばかりです。
過程と結果が楽しみです。
丸太入り畝を作ってみて…



丸太入りの畝を始めて作った時、うっかりやってしまったことや苦労したことをまとめてみました。
うっかり① 丸太部分に土がうまく乗らない


STEP3の通路(溝)を掘り、土を被せる際、山積みにしていきたいのですが、丸太部分がはみ出てしまう。
山にしたいが、うまく土が積みあがりませんでした。
雨が降った後から数日経ったあたりで、畝づくりをするのが理想ですね。
なかなか、丸太を隠すのに苦労しました。



じょうろで水をかけると楽だったなと…。
後から思いました………。
うっかり② 畝完成‼丸太がはみ出る


はみでてますね…笑
畝の法面の勾配が緩やか過ぎて出っ張りました。
欲張って丸太を詰めすぎると、外に出てしまいます。
法面の際まで、敷き詰めない。
あとは菌ちゃんが内側から食べてくれるように期待しています。



当初は隠れていました。
マルチめくったらはみ出てました…笑
このままですすめていきます。
落ち着いて作業しましょう。
恐らく、大丈夫でしょうが…、参考にしてください。
菌ちゃん農法 丸太を使った畝づくり まとめ
今回は、畝づくりの応用編、丸太を使った畝づくりを実践しました。
まだまだ、畝を作り、野菜を植える前ですが、過程や結果が楽しみです。
一工夫で、畝の寿命を延ばす、菌ちゃん農法の奥の深さに関心するばかりです。
- 丸太を1m間隔で並べる
- 通路(溝)の土を被せ山にする(湿らせると良い)
個人的に手で運べるサイズの丸太を畑に敷き詰めました。
自分のできる範囲で挑戦していきたいですね。
今回は以上です。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
スケジュールの話し


有機物を調達する話し
畝を作った話し


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