キュウリは単品で選んで買うことが多いです。
物自体の固さは確認してますよ。
キュウリは新鮮さが大事な野菜です。
固さも重要な要素です。
今回は新鮮キュウリの選び方をお話しします。
『キュウリは新鮮なうちに食べるのが一番。』
キュウリは収穫したものを、すぐ食べるのが良いとされています。
名産地よりも地場産のものを選ぶのがベストです。
ご存じでしたでしょうか?
家庭菜園の王道、おいしいキュウリの見分け方を毎年、家族のためにキュウリを作る筆者が解説します。
この記事は、おいしいキュウリの目利き、保存方法について解説します。
- 新鮮なキュウリの見分け方
- キュウリのおいしさを維持する保管方法
キュウリの品種 基本知識
キュウリは夏野菜の代表格ですが、ハウス栽培がある昨今では、冬でも手に入る食卓の主要野菜となりました。
ただ、定番の割、スーパーでも品種については割と触れられず、知られてはいないのではないでしょうか?
キュウリは世界的にも見ても品種が多く500種程度あります。
キュウリの種類
日本で栽培されている主な品種は3系統。
中国系の春キュウリの「華南型」、夏キュウリの「華北型」。
ヨーロッパ系の「ピックル型」となります。
今回の目利きは白イボの「華北型」を対象としています。
キュウリの系統についてさらっと見ていきましょう。
- ①華北型
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写真のとおり、白いイボのキュウリとなります。
皮が緑色で薄い、果肉の歯切れがよく、品質に優れていて、どんな料理にも適している。
最近では低温に強い「華北型」は冬流通品種となります。
流通されているほとんどは華北型になります。
- ②華南型
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華南型は黒いイボが特徴です。
果実が太くて短い。
皮が硬く、果肉も少し硬めとなります。
また、華南型と華北型を交雑した、夏型雑種、春型雑種があります。
- ③ピックル型
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ピックル型はピクルスに使用されるキュウリです。
ずんぐりで短いのが特徴です。
果実は緻密です。
この品種以外にもスライス向きの品種やイボなしの品種などもあります。
用途と栽培時期などを考慮し品種選びをしていきましょう。
今回のおいしいキュウリは白イボキュウリ「華北型」の見方です。
おいしいキュウリの見分け方
1.大きさ
きゅうりの大きさを確認をしていきましょう。
大きすぎないキュウリを選びましょう。
収穫が遅くなれば実自体が大きくなり、食感も固くなり、種が大きくなり食べごろとは言えない状態となります。
キュウリは、水を好む野菜で実自体も95%が水分となります。
持った時の重量感も鮮度を確認する条件です。
2.固さ
固さを確認をしていきましょう。
重さと同様の理由
- 細胞が引き締まっている
- 水分を多く含んでいる
時間が経てば、水分が抜け柔らかくなります。
確認してみて、柔らかいものはやめておきましょう。
ほかの野菜と共通しますが、触ってみてのハリやツヤがあることは大事な要素となります。
3.イボ(トゲ)
イボ(トゲ)の状態を確認しましょう。
触ってみて固く、ザラザラで痛いくらいのものを選んでいきます。
トゲがしっかりしていればいるほど収穫後、時間が経っていない、新鮮な証拠となります。
時間が経つと、実の中の水分が蒸発し、トゲが丸くなり、周囲が黒っぽくなっていきます。
新鮮でも輸送中にキュウリ同士で擦り合い、トゲが無くなる場合があります。
キュウリは地産のものが輸送時間も少なく、鮮度が高くおすすめです。
4.ヘタの形
茎と実をつないでいた部分。
ヘタ部分の形がなで肩のものより、肩が盛り上がっているものを選びましょう。
茎から養分をしっかりもらっているものは、この部分が張っていて、養分、水分が多く、色むらがない。
5.形と太さ
実のヘタと尻部分の太さが同じ位のものを選びます。
先が細いキュウリは青臭いものが多く、栄養が水分が均等となる同じ太さのものを選びましょう。
また、キュウリは真っすぐなものが好まれます。
流通されているキュウリは、真っすぐなものが殆どです。
即売所では、B級品でとして小さく、曲がっているものをお手頃価格で販売されている場所もあります。
曲がったキュウリはありなのか?
曲がったキュウリは、真っすぐなキュウリと比べてどうなのでしょうか?
結論的には鮮度次第です。
まず、キュウリが曲がる理由についてみてみましょう。
- 収穫最終時期、根が老化し実の「成り疲れ」の状態
- 日照不足
- カルシウム不足
キュウリが曲がる理由を見ると、真っすぐなキュウリの方が生育環境が良いこと、収穫最盛期のもので株も根も元気であることがわかります。
ただ、キュウリは鮮度が大事で、曲がっていてもトゲがしっかりしていれば問題ないとの考え方もあります。
- 真っすぐでトゲがしっかりしているもの
- 真っすぐで良い条件を満たしているもの(トゲなし)
- トゲのある曲がったキュウリ
キュウリを買うときは、真っすぐな良いキュウリを探します。
おいしそうなキュウリがない時に、曲がったキュウリでトゲありを選ぶようにしています。
その他、キュウリの新鮮さを計る方法は以下の通り。
キュウリについている白い粉
キュウリが白っぽくなっているのは、保護粘膜(ブルーム)です。
主成分はケイ素で、少量のカルシウム、糖分が含まれており、キュウリの実が自然に自己防衛するために出す蝋物質になります。
目的は、キュウリ表面を覆うことで、水分をはじき、実の水分の蒸発の防止、病原菌を寄り付かないようにする為です。
ブルームがついているキュウリは新鮮な状態です。
過去、カビと勘違いされることが多く、現在はブルームのない品種が主流となっていますが、栽培キュウリではブルームがでるものがあります。
もちろん食べることが出来ます。
キュウリの保管方法
キュウリの保管方法です。
冷蔵?
本音いえば早く食べた方がいいけど、
出来ない場合は冷蔵ですね。
キュウリは、鮮度で選びます。
鮮度を優先するならば、購入や収穫後すぐ食べるのがベストです。
ただ、なかなか難しいですよね。
そのための保管方法について紹介します。
冷蔵保存
基本は冷蔵保存です。
適温:10~15℃ (冬は風通しの良い場所での常温保存可)
苦手なもの:寒さ、乾燥、水分
上記のように適温が10℃~となりますので、冷蔵庫で保管するのは温度が低すぎるため、野菜室で保管をします。
野菜室に入れる前に、キュウリ表面が濡れているようでしたらキッチンペーパーでふき取り、ポリ袋に入れ、写真のようにヘタの部分を上にして、立てて保存します。
野菜は収穫後も生命を維持している為、育った環境と同じように保管すると長持ちします。
野菜室に入れます。
袋の封は締めておきます。
水気が多い野菜になりますので、長期保管があまり出来ません。
保管期間:4~5日
使い切れなかったキュウリも同様に、ラップをし、切り口を上にして保管します。
その他保存方法
状態 | 保存場所 | 注意点 | 保存期間 |
そのまま | 常温 | 冬のみ風通しの良い場所で袋に入れて立てて保存 | 4~5日 |
そのまま | 冷凍 | 1本づつラップに包み、ジップロックで保存。使用は自然解凍 | 1ヶ月程 |
カット品 | 冷蔵 | タッパーやラップ、ジップロックで密閉し、冷蔵庫保存 | 最大2日 |
リンゴと一緒に保管は×
リンゴはエチレンガスという「成長を促進する」ガスを放出します。
保存期間の短いキュウリと、リンゴを同じ場所に保管すると、傷みが早くなりますので、注意が必要です。
その他:トマト、桃、メロン、洋ナシも注意。
カットしたキュウリは雑菌がつきやすい為、冷蔵庫で保管しましょう。
ただ、保存は丸ごとキュウリより早く消費していきたいです。
基本は食べる分だけ準備しましょう。
保存方法は以上です。
おいしいキュウリの見分け方 まとめ
おいしいキュウリの見方と保管方法についてお話しさせて頂きました。
如何でしたか?
簡単に今回のお話しをまとめます。
記事内容 | 詳細 |
見分け方 | 真っすぐで先と尻が太さ均等、ツヤや実が硬いもの |
トゲがしっかりしていて、ヘタの部分がしっかりしたものを選ぶ | |
保管方法 | 冷蔵保存 袋に入れてヘタの部分が上に向くように保存 |
リンゴとの保存は避ける |
キュウリはサラダに欠かせない食材です。
美味しいサラダにする為にもぜひ、目利きや保存方法を参考にして頂ければ幸いです。
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