『8-8-8 ?』

何?
エンジェルナンバー?



違う、違う…
そうじゃ、そうじゃなよ~♬
これ、肥料袋に書いてある数字のことですね。
家庭菜園を始めた当初、調べたことがある方がほとんどでしょう。
栄養のことと肥料袋の見方については、野菜を作るうえでは必要不可欠な知識になります。
今回は肥料袋の計算について詳しく解説していきます。
この記事は、農薬についての簡単な知識、希釈の計算を知りたい方向けの内容です。
- 肥料袋の見方と計算
- 植物が必要な栄養
肥料袋の基本


肥料袋を見るときは、まず「数字(N-P-K)」と「保証票」を確認するのがポイントです。
数字はチッソ(N)・リン(P)・カリ(K)の含有割合を示し、裏面の保証票には詳細な成分や注意事項が書かれています。
肥料の要素について詳しく知りたい方はこちら…


🌱 肥料袋の基本的な見方



肥料袋の見方について詳しく見ていきましょう。
1. 表面に書かれた数字(N-P-K)


- 肥料袋には 「8-8-8」 のような数字が並んでいます。
- 例えば「8-8-8」と書かれている場合、肥料全体の重量に対してチッソ・リン・カリがそれぞれ 8%ずつ 含まれているという意味です。
2. 保証票(袋の裏面)


- 保証成分量:チッソ、リン、カリの詳細な含有量(%)が記載されています。
- 原料の種類:尿素、過リン酸石灰など、どんな原料から作られているかが分かります。
- 使用上の注意:施肥量や安全に使うための注意点が書かれています。
3. その他の表示
- 商品名:肥料のブランドや種類。
- 内容量:袋に入っている正味の重量。
- 分類:化成肥料、配合肥料、有機入り肥料などのタイプが記載されることもあります。
肥料袋の読み方の例


- 「5kg入りの肥料袋に 8-8-8」と書かれていた場合:
- チッソ:20kg × 8% = 0.4kg
- リン:0.4kg
- カリ:0.4kg → 残りは土壌改良材や充填材です。
- 数字はN-P-Kの順番で必ず表記される
- %表示なので、袋の重量に応じて実際の成分量を計算できます
- 裏面の保証票で詳細を確認することが重要です
- 用途に応じて成分比率を選ぶ(例:葉物野菜はチッソ多め、花や果実はリン多め)
肥料袋は「植物に何を与えられるか」を示すラベルのようなものです。
次に肥料を選ぶときは、袋の数字と保証票を見比べて、育てたい作物に合ったものを選ぶと失敗しにくいですよ。
施肥量の決め方の基本ステップ



野菜の肥料ってどの程度与えればいいの?
基準はあるの?



闇雲に与えると与えすぎの弊害がでてしまいます。
ちゃんとマニュアルがあることを知っておきましょう。
農林水産省から主要の作物の施肥の基準についてマニュアルが発信されています。
これを読んで頂ければ野菜毎の施肥量について知ることができます。
また、都道府県でも野菜毎の施肥についてpdfファイルをダウンロードすることができます。
このページ内、
- 1普通作物(水稲・ムギ類・マメ類・雑穀類)
- 2野菜(果菜類・葉菜類・根菜類・その他(タケノコ)
- 3花き(切花・枝もの・鉢もの・その他(シバ)
内で栽培スケジュール、施肥、堆肥の量について確認することができます。



個人的には県発行のハンドブックの方がわかりやすく、毎回の施肥量の判断に利用しています。
① 野菜ごとの必要成分量を知る


- 例:ナス(1㎡あたり)元肥
- チッソ(N):14g
- リン(P):14g
- カリ(K):14g
- 堆肥:3㎏
施肥例については緩効性の肥料をすすめられています。
緩効性肥料ならば有機質肥料組合せて利用していきます。



基本こういう書類はa(アール)基準です。
10a=1,000㎡=1反
㎏表示のため、㎡あたりgになります。
単位について詳しく確認したい方は…


② 使用する肥料の成分比率を確認



先ほどのナスの施肥基準を参考に元肥の施肥について一緒に考えていきます。




元肥、追肥はこの農業屋さんで販売している『匠のぼかし肥』を使っていきます。



これ、大事かな~。
一緒に考える。
- 例:匠のぼかし肥(N-P-K=3.9-2.9-1.8%) → チッソ3.9%、リン2.9%、カリ1.8%含有
③ 必要成分量 ÷ 肥料の成分% = 施肥量
ナスの元肥の推奨量(1㎡あたり)
- N(チッソ):14g
- P(リン):14g
- K(カリ):14g



化成肥料と違いNPKの含有量がばらつきがあるため含有量の多いチッソを基準に考えていきます。
- N(チッソ):14g ÷ 3.9% ≒ 358gの肥料が必要
- P(リン):14g ÷ 2.9% ≒ 482gの肥料が必要
- K(カリ):14g ÷ 1.8% ≒ 777gの肥料が必要
チッソはこの肥料で補います。
リン、カリについては不足分を別の肥料で補うようにしていきます。
不足分
- P(リン):必要量482g – 施肥分358g = 不足分124g*2.9% ≒ 不足分 3.6g 分を別の肥料で補充
- K(カリ):必要量777g – 施肥分358g = 不足分419g*1.8% ≒ 不足分 7.5g 分を別の肥料で補充
元肥のおすすめ有機肥料は…



不足分はどういった肥料がいいの?



元肥は植え付けまでの時間を確保できるから緩効性、有機肥料を使うのがおすすめ。
- チッソ(N)が不足、補充したい
チッソを補充、不足分を足していきたい場合は、『油かす』がおすすめ。
油かすはチッソ肥料の代名詞。
ただし、未発酵品のため、施した後すぐに苗を植え付けすると、土中が高温になり根を痛めてしまう可能性があるため最低でも1週間ほど時間を置いた後、定植していきましょう。
- リン(P)が不足、補充したい
リンを補充、不足分を足していきたい場合は、『骨粉』がおすすめ。
匂いが強く好みがでますが、リンの含有量が高く、元肥、溝施肥時に使用していきます。
こちらも未発酵品のため、定植まで1週間ほど時間を置きます。
また、追肥で『鶏ふん』を多用される方は、リンが畑に残りがちになりやすい。
骨粉よりも鶏ふんを使用するのがベターな選択です。
骨粉をさらに上乗せすると過剰にリンがある状態になりかねません。
- カリ(K)が不足、補充したい
リンを補充、不足分を足していきたい場合は、『草木灰』がおすすめ。
草木灰は即効性が高く、追肥にも向きます。
また、ヨトウムシなどの害虫の忌避効果もあり、肥料としてだけではなく、万能な働きをしてくれます。
ただ、与えすぎることでpHをアルカリ性に寄せる効果があるため注意が必要です。
追肥のおすすめは…



追肥は同じものを使っていいの?



追肥は栽培期間中に与える肥料。
のんびりしていたら効果がないことを念頭に置きたいですね。追肥に大事なことは…
- 野菜がいま必要になる要素を与える
- 即効性
栽培期間中に与える肥料です。
すぐ効いてもらわなければ意味がありませんね。
そのため、即効性のある肥料を与えていきます。
即効性のある有機肥料…
すでに発酵を済ませているものが追肥に向きます。
また、追肥で与える要素はチッソ(N)とカリ(K)になります。
リン(P)はのちに説明しますが、追肥では効果が出ないため、元肥で100%投入していきます。
先に説明した油かすなどを使用する場合は、自家製の肥料、ぼかし肥料を作って与えていきます。
参考リンク花と野菜のブログ
コーヒーぼかし肥の作り方 コーヒーかすは最高の肥料になりえる。 今回はコーヒーぼかし肥の作り方(前編)。 これを読めばぼかし肥料の作り方がわかります。 ぼかし肥料の作り方を知りたい方向けの…


チッソ専用ぼかし、リン専用ぼかし肥を作って元肥、追肥で使い分けしてます。
実践のポイント
- 土壌のpHや前作の残肥も考慮
- 肥料の利用率(N=40〜60%、P=10〜20%、K=60〜80%)を加味して調整
- 微量要素(Fe、B、Znなど)も忘れずに。不足すると生育障害が出ます


肥料の要素の特性を理解し、施肥をしていきましょう。
リン(P)は土中に残りやすく雨で流れづらく滞留しやすい。
逆に鶏ふんのチッソ(N)は1ヶ月もすると土中から姿を消してしまいます。
野菜の状態や自分の施肥の状況を把握し、肥料を選んでいきましょう。
また、カルシウム(Ca)やマグネシウム(Mg)などの要素についても手作りスプレーなどで補充をしていくとなお良しです。
また、自分の畑の土の状態を知りたい方はこちらでチェックできます。
肥料袋の見方 計算方法 まとめ
今回は肥料袋の見方と計算方法について説明しました。
考えなしに肥料を与えていくとどこかでうまく野菜が育てることができないといったこともありえます。
野菜毎の肥料の量については憶える必要はないにしろ、どこにあるのかくらいは把握しておきたいですね。
肥料の施肥計算踏まえ憶えておきましょう。
肥料の施し方についてはこちら…
今回、以上。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
要素について詳しく知りたい方はこちら…






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