家庭菜園で使う用土の一覧 特徴

用土一覧 アイキャッチ画像

畑で使う堆肥や用土について解説します。

「土の改良をする為に必要な資材を知っておきたい。」

粘土質や砂質の土を改良する場合に使用する用土。

常時、使用する堆肥資材の特徴をまとめました。

今回は家庭菜園を行うときに、必要な堆肥などの用土の特徴について説明します。

家庭菜園、プランター栽培をしようとしている方全般に向けた内容です。

土づくり前に確認ください。

この記事でわかること
  • 用土の種類とそれぞれの特徴
  • 畑とプランター栽培で使用する用土
  • もみ殻ともみ殻燻炭の違い
目次

そもそも用土って

用土の種類について整理していきます

用土の種類 説明

用土とは「」のことです。

用土は「基本用土」と「改良用土」に分類されます。

基本用土」はプランター鉢植えをする際にメインとなる土(全体の50%以上)のことです。

プランター栽培をする場合、色々な土を組み合わせて土を作ります。

改良用土」は基本用土の苦手なこと補うために補充する土のことです。

改良用土」にはさらに、堆肥腐葉土などの「植物用土」と燻炭などの「調整用土」に分けられます。

基本的な配分は

基本用土50%以上+腐葉土など40%程度+調整用土10%

で植物に合せた土を作っていきます。

ホームセンターで販売されている「培養土」についてはその植物用に作った土となります。

畑で主に使用するのは「改良用土」。
土質を改善するために、一部の「基本用土」を使用します。

基本用土の一覧と詳細を確認していきましょう。

基本用土 一覧 特徴

基本用土から説明していきます。
畑で使用しているものはセルの色を変えています。
プランターで使う用土は「

スクロールできます
用土名物理性・化学性pH特徴
通気性保肥性水もち
赤玉土5.5-6.0
(弱酸性)
野菜培養土
無機質用土
鹿沼土4.0-5.0赤玉土代用
黒土5.5-6.0
(弱酸性)
野菜向きの土
使いすぎ注意
田土5.5-6.0
(弱酸性)
水生植物向け
日向土
(ボラ土)
5.5-6.0
(弱酸性)
ラン
山野草向け
川砂6.5-7.0
(中性)
通気性改良向き
桐生砂6.5-7.0
(中性)
盆栽
多肉向け
富士砂5.5-6.0
(弱酸性)
ラン
多肉向け
山砂5.5-6.0
(弱酸性)
芝生目地砂
軽石5.5-6.5
(弱酸性-微酸性)
鉢底石
水苔4.0-5.0挿し木向け
基本用土 一覧

粘土質などの土質を改良するときに使用していきます。
プランターで野菜を育てる場合は上記の3つを使用します。

それ以外の用土は多肉植物や観葉植物などの育てたいときに使用していきます。
一通り説明していきます。

赤玉土

スクロールできます
用土の種類物理性・化学性pH
通気性保肥性水もち
赤玉土5.5-6.0(弱酸性)
赤玉土 特徴
赤玉土

赤玉土は野菜栽培から植物、多肉、観葉植物の栽培に使用できる用土です。

無調整で野菜を育てることができる。

無機質で、雑菌が繁殖しづらく使い勝手が良いのが特徴。

使っていくと土が崩れて、排水性、通気性が悪くなっていくため注意が必要です。

適している植物、使い方

大粒…鉢底土用

中粒…果樹をプランター栽培するときに使用

小粒…一番使われるサイズ。

保水性が大きい粒より高くなる。

細粒、微塵…挿し木

畑での使用砂質の場合、牛ふん堆肥とあわせて赤玉土を混ぜて壌土に近づけていきます。

砂質 土壌改良

鹿沼土

スクロールできます
用土の種類物理性・化学性pH
通気性保肥性水もち
鹿沼土4.0-5.0
鹿沼土 特徴
鹿沼土

鹿沼土は酸性を好む植物を育てるときに赤玉土の代替品として使用します。

耐久性、通気性、排水性は赤玉土より良いです。

デメリットは、酸性に傾きすぎており、野菜を育てる前提なら不向きな土となります。

適している植物:ブルーベリー、つつじ、シャクナゲ、

オージープランツなどとなります。

黒土

スクロールできます
用土の種類物理性・化学性pH
通気性保肥性水もち
黒土5.5-6.0(弱酸性)
黒土 特徴
黒土

黒土は、落ち葉、木の根っこを微生物が分解されてできています。

すでに団粒構造ができている土となります。

野菜のための土ですが、単独でプランターに使うと通気性が悪く、欠点を補てんして使うようにしていきます。

黒土は乾燥が苦手な植物に適しています

土自体の保温効果も高いため、寒冷地での栽培寒い時期の栽培に適しています。

デメリットは通気性リン酸を奪うためプランター栽培の場合は量を調整する必要があります。

適している植物:野菜、球根系の花

赤玉土の代替として土壌の改良としても利用します。

砂質 土壌改良

田土(荒木田土)

スクロールできます
用土の種類物理性・化学性pH
通気性保肥性水もち
田土(荒木田土)5.5-6.0(弱酸性)
田土 特徴

田土は、水田、河川に堆積した粘土質の土です。

乾いた状態では塊になっている普通の土ですが、水を含むと粘土状になります。

保水性、保肥性が高い

ほかの用土と組み合わせて野菜のプランター栽培で使用していきます。

デメリットとしては通気性が悪い。

欠点は他の用土と組み合わせて補います。

適している植物:水生植物、スイレン

日向土(ボラ土)

スクロールできます
用土の種類物理性・化学性pH
通気性保肥性水もち
日向土(ボラ土)5.5-6.0(弱酸性)
日向土(ボラ土) 特徴

日向土は軽石のような土で、土の形が崩れづらいため、排水性を維持し、根腐れしづらいのが特徴です。

湿ったままのもの…ボラ土

乾燥処理したもの…日向土(ひゅうがつち)

の2種類があります。

デメリットは保水性が低いこと。

適している植物・使い方大粒、中粒:鉢底石

適している植物:山野草、多肉植物、ラン、盆栽

川砂

スクロールできます
用土の種類物理性・化学性pH
通気性保肥性水もち
川砂6.5-7.0(中性)
川砂 特徴

川砂はダムの底、川底に堆積している砂のことです。

用途は園芸に限らず、建築、公園等インフラ、芝生などがあります。

水はけがよく、乾燥気味に育てたい植物に向いています。

また、通気性の改良にも向いている。

デメリットは、水もち、保肥性が低いことです。

適している植物:芝生、多肉植物

桐生砂

スクロールできます
用土の種類物理性・化学性pH
通気性保肥性水もち
桐生砂6.5-7.0(中性)
桐生砂 特徴

群馬県桐生市付近でとれる山砂で、非常で硬く崩れにくい。

水はけがよく、乾燥気味に育てたい植物に向いています。

山砂が風化されたもので、多孔質で角ばっていて根の分岐をうながす。

通気性の改良にも向いている。

デメリットは、保肥性が低いことです。

適している植物:東洋ラン、山野草、多肉植物

富士砂

スクロールできます
用土の種類物理性・化学性pH
通気性保肥性水もち
富士砂5.5-6.0(弱酸性)
富士砂 特徴

富士山の麓付近でとれる山砂で、桐生砂と同じ火山礫の一種で「スコリア」とも呼ばれます。

黒色赤褐色のものがあり、品質は黒色のほうが良い。

山砂が風化されないもので、多孔質で通気性がよく水はけがよく通気性の改良に向いている。

デメリットは、保肥性が低い重いことです。

適している植物:加湿を嫌う盆栽、山野草

山砂

スクロールできます
用土の種類物理性・化学性pH
通気性保肥性水もち
山砂5.5-6.0(弱酸性)
山砂 特徴

山でとれる砂のことで、山砂(やまずな)と呼びます。

山砂は水流にもまれる前の砂になりますので、土に近い性質です。

エクステリアで使用され、茶色の砂は庭全体をナチュラルな雰囲気に変身させます。

川砂より保水性が高いのが特徴。

価格もほかの砂よりも安い

デメリットは、わずかに栄養分があり、そこから雑草が生える

栄養分自体はわずかなので単体で植物を育てることはできない

適している植物:芝生の目土

軽石

スクロールできます
用土の種類物理性・化学性pH
通気性保肥性水もち
軽石5.5-6.5
(弱酸性-微酸性)
軽石 特徴

軽石は火山砕屑物の一種で、多孔質で密度が小さく、別名で「パミス」とも呼ばれます。

水に浮くほど軽いことから浮石(ふせき)、浮岩(ふがん)とも呼ばれます。

穴が開いていることから軽く、通気性、水はけがよく、鉢底石に使用されます。

園芸以外にも用途は多数、体をこする軽石もこちらになります。

デメリットとしては石自体の粒が大きいため、小さい鉢での使用は控える

排水性が高い分、水もちが悪い

適している植物:鉢底石、ラン、山野草、多肉植物

水苔

スクロールできます
用土の種類物理性・化学性pH
通気性保肥性水もち
水苔4.0-5.0
水苔 特徴

水苔は山地で生える鮮苔類(オオミズゴケやフサミズゴケ)を乾燥させたものです。

使用する際は水でよくもみほぐしてから使用します。

植えつけ用土として使用し、通気性、保水性がよく、植物の根が健康に育つことに適しています。

デメリットとしては、乾燥することで根を痛めてしまう可能性があります。

3ヶ月に1度交換をし、根腐れや痛みがでないように維持していかなければなりません。

適している植物:ラン、シダ、苔玉

野菜を育てるうえで必要な基本用土は赤玉土、黒土、田土の3つ。
先に紹介したように赤玉土、黒土は土壌改良の際に使用します。

改良用土はどうなんですか?

改良用土はなじみの深い堆肥腐葉土などです。
これから説明します。

改良用土 一覧 特徴

改良用土(植物用土、調整用土)について説明します。

畑で使用しているものは黄色でマーカーしています。
プランターで使う用土は「

スクロールできます
用土物理性・化学性pH特徴
通気性保肥性水もち
植物用土堆肥バーク堆肥
牛ふん
豚ぷん
腐葉土植物質堆肥
ピートモス4.0無調整品
調整用土バーミキュライト6.0-7.0
(中性)
ポット
挿し木
パーライト7.5-8.5
(微アルカリ性)
ラン
山野草向け
燻炭8.0-10.0
(アルカリ性)
通気性の
改良むき
改良用土 一覧

堆肥には植物質堆肥動物性堆肥に分けられます。
植物質堆肥より説明します。

堆肥

スクロールできます
用土の種類物理性・化学性pH
通気性保肥性水もち
堆肥
堆肥 特徴

堆肥は「動物性堆肥」と「植物質堆肥」に分けられます。

堆肥の詳細と種類はこちらをクリック

畑で重要な役割をする堆肥について説明していきます。

バーク堆肥

果樹植付時のマルチ材代わりで使用します。

スクロールできます
用土の種類成分堆肥の種類
チッソ(N)リン酸(P)カリ(K)
バーク堆肥0.80.20.3植物質堆肥
バーク堆肥 特徴
バーク堆肥 マルチ

バーク堆肥は樹皮を発酵させて作られた堆肥になります。

含まれるフミン酸の効果で肥料の吸収をよくし、保水性、保肥性が改善

また、土地改良効果も長く続くというメリットがあり、土地改良材として使用されます。

デメリットは、未発酵のものは腐葉土と比べ発酵に時間が掛かります

その間の植え付けは高温となるためできない

樹皮の分解にはチッソが必要です。

含有チッソが少ないため、畑のチッソを大量消費してしまうことです。

使い方:土壌改良材マルチ(防草効果あり)
畑:2.0~5.0㎏/㎡ プランター:全体の5~10%

牛ふん堆肥

野菜の土づくりで使用していきます。

スクロールできます
用土の種類成分堆肥の種類
チッソ(N)リン酸(P)カリ(K)
牛ふん堆肥1.91.23.5動物性堆肥
牛ふん堆肥 特徴
牛ふん堆肥

牛ふん堆肥は植物繊維を多く含み、土壌改良効果を期待できる堆肥となります。

また、発酵済み堆肥は肥料効果も多少あります。

畑で使用する場合は、腐葉土バーク堆肥と併せて投入する。

石灰資材と同時投入すると、カルシウムの化学反応が起きる可能性があるため、堆肥は3週間前に、1週間後に石灰を投入し時間を空けます。

デメリットとしては、入れすぎにより、リン酸、カリ過剰にならないように注意が必要です。

使い方:土壌改良材、元肥の一部
畑:2.0㎏/㎡(単独) プランター:全体の5~10%

牛ふん堆肥は様々な場面に使用される

豚ぷん堆肥

スクロールできます
用土の種類成分堆肥の種類
チッソ(N)リン酸(P)カリ(K)
豚ぷん堆肥1.81.71.2動物性堆肥
豚ぷん堆肥 特徴

豚ぷん堆肥は、飼料の穀物を食べた豚の糞尿をおがくずやもみ殻を混ぜ発酵させたものです。

牛ふん堆肥と鶏糞堆肥の中間の性能となります。

土壌改良効果 鶏ふん<豚ぷん<牛ふん

肥料性    牛ふん<豚ぷん<鶏ふん

土壌改良効果はあまり期待できず元肥として使用します。

腐葉土と混ぜて使用していきます。

豚ぷん単独での使用は元肥としても改良としても向きません。

使い方:元肥の一部
畑:40~50g/㎡(単独) プランター:全体の5~10%

腐葉土

野菜の土づくりで使用していきます。

スクロールできます
用土の種類物理性・化学性pH
通気性保肥性水もち
腐葉土
腐葉土 特徴
腐葉土と堆肥混ぜ合わせ前

腐葉土は広葉樹の落ち葉を堆積させて発酵させたものです。

投入することで、土壌の微生物が増え栄養分増加の効果が期待できます。

また、土壌改良材として、通気性、保肥性の改善を促します。

デメリットは、未発酵品の場合、発酵に時間が掛かるため、その間の植え付けができない。

市販品の種類が多く、見分けが難しい。

腐葉土の見分け方は発酵しているか否かが重要です。

使い方:土壌改良材マルチ(温度調整と根腐れ対策)

畑:2.0~5.0kg/㎡(単独) プランター:全体の10~20%

腐葉土は様々な場面に使用される

ピートモス

ブルーベリーを栽培する場合、よく使います。

スクロールできます
用土の種類物理性・化学性pH
通気性保肥性水もち
ピートモス4.0(無調整品)
6.0(調整済み)
ピートモス 特徴

ピートモスの主原料は主に水コケで、産地によりヤナギ、ヨシスゲが含まれています。

それらが堆積、腐食し何年もかけて泥炭化したものを乾燥させて砕いたものがピートモスです。

産地は国内では北海道、ロシア、カナダなどで、海外産の方が酸度が強く、中でもカナダ産は高品質で有名。

ピートモスは土壌改良剤として使用します。

アルカリ用土→酸性用土

土壌を柔らかくする効果。

保水性、保肥性を向上させる

商品には「酸度調整済み」と「無調整品」の2種類があり、畑の酸度調整には「無調整品(pH4.0)」を使用します。

酸度調整済み」は石灰などを混ぜ込んでおりpHは6.0

酸度調整の仕方は青文字をクリックしてください。

使用用途

酸度調整済み(pH6.0)pH調整をせずに保水性、保肥性の改善

無調整品(pH4.0)酸性土壌へのpH調整し、保水性、保肥性の改善

保管は、乾燥しすぎないようにしていきます。

乾燥すると水を吸わなくなるからです。

また、水はけの良い土を好む植物に対してピートモスの使用は控えていきます。

使い方:土壌改良材(無調整品はpH調整、酸度調整品はpH調整不要時)

畑:土の容量の3割(単独)pH0.2~1.0酸性に傾く プランター:同様

バーミキュライト

スクロールできます
用土の種類物理性・化学性pH
通気性保肥性水もち
6.0-7.0(中性)
バーミキュライト 特徴
バーミキュライト

バーミキュライトはヒル石を1000℃で焼成加工したものです。

改良用土調整用土に分類され、通気性、保肥性、断熱性が高いのが特徴です。

微量要素を含んでいますが植物を育てるほどの成分は含んでいません。

また、用土自体が軽く無菌の為、挿し木やポットで種まきをする際に使用されます。

観葉植物の水耕栽培補助用土として使用します。

種の植付、ポット配合

赤玉土3:腐葉土(ピートモス)1:バーミキュライト1

デメリットとしては、用土の軽さが原因で植物が倒れてしまうなどのリスクはありますので、過剰に使うことのないように調整が必要です。

また、黒土田土などの水はけの悪い土との併用は避けるようにしていきます。

使い方:種植付(ポット)挿し木の植付補助用土水耕栽培補助用土

プランター:5~10%

パーライト

スクロールできます
用土の種類物理性・化学性pH
通気性保肥性水もち
7.5-8.5
(微アルカリ性)
パーライト 特徴

パーライトは「黒曜石パーライト」と「真珠岩パーライト」の2種類があります。

黒曜石パーライトは丸みを帯び、つるつるとした見た目で、土に混ぜると水はけを改善してくれます。

真珠岩パーライトは表面がザラザラしていて、黒曜石より粒が小さい見た目で、土に混ぜると水もちをよくしてくれます。

パーライトはバーミキュライトと用途は似ておりますが、若干の違いがあります。

保水性を重視 バーミキュライト>パーライト

排水性を重視 バーミキュライト<パーライト 

例:粘土質の土に使用する場合: 水はけを良くしたい A:パーライト→黒曜石パーライト

となります。

デメリットもバーミキュライト同様、軽い為、植物が倒れてしまうリスクがありますので、過剰使用は注意が必要です。

使い方:種植付(ポット)挿し木の植付補助用土

プランター:5~10%

パーライトは粘土質改善に使用

燻炭

スクロールできます
用土の種類物理性・化学性pH
通気性保肥性水もち
8.0-10.0
(アルカリ性)
燻炭 特徴

燻炭もみ殻をいぶしで炭化したものです。

ケイ酸:50%、石灰:0.1%、カリ:1.5%、炭素:30%

微量要素はありますが、肥料効果はあまり期待できない。

畑に投下する目的は通気性をあげ、保肥性、水もちを良くする土壌改良効果が望めます。

1.備長炭のように、消臭効果があり、堆肥の臭いを抑える

2.もみ殻内部に微生物が住みつくことで生物膜層がはられ、雑菌成分、汚水成分の分解・浄化

3. 畑表面に撒くことでアブラムシの寄りつきを防ぐ効果

4. アルカリ性の為、pH調整をすることができる

5. ケイ酸を多く含んでおり植物を丈夫にしてくれる効果を促進

デメリットとしては、入れすぎると土が軽くなりすぎて作物を支えきれなくなる

アルカリ性に傾き過ぎる

使い方:土壌改良、pH調整、害虫忌避・雑菌抑制、マルチ

畑の土づくりに使用する場合:畑土6:堆肥・腐葉土4の5~10%を使用(全体の1割程度)

プランター:黒土4~5:腐葉土4:もみ殻燻炭1~2

ほかにも調整用土はありますが、有名どころを説明しました。
畑では改良の時、プランター栽培は混ぜ合わせて使用していきましょう。

もみ殻燻炭ともみ殻の違い

もみ殻燻炭の話しがでましたが、
ただのもみ殻とどう違うの?

もみ殻を畑で使っている人をよく見かけますよね。
少し説明していきます。

もみ殻とは

もみ殻はお米の一番外側の皮になります。

「米ぬか」と違い固い殻のようなもので、こちらも畑の資材として使用していきます。

炭水化物80% ケイ酸:15~20%

使い方としては、土の通気性、水はけを良くするために畑に投入する土壌改良としての方法。

寒い時期などで保温効果を狙ってマルチとして使用する方法です。

また、ぼかし肥料の材料としても使用します。

デメリットとしては、畑に投入した場合、分解に時間がかかります。

投入しすぎると分解にチッソを使いすぎ、チッソ飢餓状態になる恐れがあることです。

使い方:土壌改良、pH調整、害虫忌避・雑菌抑制、マルチ

畑の土づくりに使用する場合:全体の1割~2割投入して様子をみる

もみ殻ともみ殻燻炭の比較

スクロールできます
生もみ殻もみ殻燻炭
効果超緩効性(6ヶ月~1年)
分解の為、チッソ投入がいる
もみ殻より早い(速効性)
チッソ不要
成分炭水化物 80%
ケイ酸 15~20%
ケイ酸:50%
石灰:0.1%
カリ:1.5%
炭素:30%
pH中性8.0-10.0
(アルカリ性)
物理性通気性◎通気性〇
マルチ
防虫なしアブラムシ(表面)
根切り虫(土中)
金額安価
(精米過程で手に入る)
高価
(自家製が可能)
もみ殻ともみ殻燻炭比較

燻炭にした方がスペックは良くなりますよね。
燻炭は近所迷惑になってできないな~。

もみ殻燻炭を作るのは、臭いもあります。
周り近所に配慮が必要です。

我が家でも根切虫の妨害を受けますので畑での使用はおすすめ。
参考にしてください。

まとめ

今回、用土について説明しました。

如何でしたか?

最後に、畑での使いどころについて簡単にまとめました。

スクロールできます
使いどころ用土名備考
土質の改良黒土・赤玉土・パーライト田土もここに分類される
野菜の土づくり腐葉土・牛ふん堆肥双方とも土壌改良にも使用される
酸性度調整(pH)ピートモスアルカリ性→酸性
畑 応用利用バーク堆肥・燻炭マルチなど
用土の使いどころ(個人的)

上記以外にも、用土を使用し種まき、ブルーベリーの土の一部としてピートモスを使用したりと、使用する機会はたくさんあります。

用土の使い方は、目的にあった培養土を使う、用土を組み合わせて使っていくのも人それぞれです。

また、機会があれば目的別の用土の構成について記事にしていきたいです。

今回は以上となります。

最後までお付き合い頂きありがとうございました。

ピートモスを使用して酸度調整をする記事はこちら

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