家庭菜園におすすめ本をまとめました。
- 家庭菜園を始めたい
- 家庭菜園を始めたけどうまくいかない
- 最低限の知識は何?
と思われている方のために、家庭菜園を始めて10年の筆者が、おすすめの本を紹介します。
最低限押さえておきたい本について1冊づつ紹介していきます。
今回は、堆肥の作り方・使い方の本について紹介していきます。
家庭菜園を始めるなら… イラスト基本からわかる 堆肥の作り方・使い方


まず何から始めるって考えると…畑の準備ですよね…?



そうですね。土づくりの知識が不可欠です。
今回紹介するのは土づくりに使う堆肥についての本です。
基本情報
お薦め本タイトル:イラスト 基本からわかる 堆肥の作り方・使い方
著者:東京農業大学教授 後藤 逸男 指導・監修
発行所:一般社団法人 家の光協会
著者 後藤逸男 教授とは?
東京農業大学 応用生物学部 生物応用科学科教授(農学博士)。
専門分野は土壌肥料学。
農家の為のの土と肥料の研究会「全国土の会」会長を務めており、数多くの著書を執筆しています。
はじめに~
品質の良い野菜を作るために最も大切な条件のひとつ、土をふかふかにするために堆肥が必要です。
堆肥は落ち葉や収穫後の野菜くず、牛ふんなど暮らしの中から出る様々な有機物を材料とし微生物の力を借りて発酵させた資材です。
この堆肥が土にどのような作用を及ぼし、作物にとって何が有益なのか?
肥料と堆肥を混同したり、「堆肥を多く施すほど作物がよく育つ」といった思い込みがあります。
この本では堆肥や緑肥といった有機物を効果的に使うためのノウハウ、計画的に使う方法を解説しています。
目次
良い土の条件、堆肥の目的、堆肥がもたらす効果、良い堆肥の条件など
有機物を堆肥にする理由、生ゴミ堆肥、腐葉土堆肥の作り方
堆肥の使用目的と使い方、種類と使い方、土づくりの流れ、栽培場所やプランターでの施し方、作物のタイプ別、土の性質と堆肥の施し方
緑肥とは何か、緑肥と堆肥の違い、緑肥の効果、緑肥の種類
基本情報、はじめに、目次について簡単に触れさせて頂きました。
おすすめポイントについて簡単に説明していきます。
この本のおすすめポイント





家庭菜園を始める方、始めたけどなんとなくやっている方向けの本です。
基本的な土づくりで不可欠な知識を提供してくれる本です。
家庭菜園は継続して野菜を作り続けるためには「土づくり」の知識が不可欠です。
おすすめポイントを簡単に紹介。
おすすめポイント① 土づくりの流れが理解できる
畑の土づくりで有機物を効果的に土に還元する方法が堆肥の供給です。
良い土を作るために堆肥は必要不可欠。
良い土は団粒構造の土といわれ、通気性、保肥力、保水性に長けた土で、土づくりはこの状態を目指していきます。
ただ堆肥を使えば万事解決というわけでもありません。
その他の手順を踏まえておいしい野菜を作れるようになっていきます。
家庭菜園はこのコツを覚え、野菜を植付するため毎回この方法を繰り返していきます。
おすすめポイント② 割と知らない肥料と堆肥の違いについて理解できる
家庭菜園を何となくされている方にも誤解している方が多いのが下記のこと。
化学肥料=化成肥料 ◎
有機肥料=堆肥 ×
自然の肥料、有機肥料を堆肥と思われている方が多いです。
堆肥は肥料ではなく、実態はものすごく奥の深い材料となります。
堆肥には堆肥の目的があります。
この本では堆肥の目的や使いどころがわかります。
おすすめポイント③ 畑の状態に合せた堆肥の使い方がわかる
家庭菜園を始めるにあたり、条件は人それぞれです。
海の近くの畑で始める方は砂状の土質、もともと田んぼだったところを畑に変えれば粘土質の土質。
まず、庭を改造し畑にする方もいるかもしれません。
土の性質に合わせた堆肥の施し方やプランターや育てる作物に合わせた堆肥の施し方についても、解説されています。
特に土質については重要で、改良をしなければ育てたい野菜が育たないということも考えられます。
野菜づくりを万全にするためにも理解が必要な内容です。
おすすめポイント④ 家庭からでる生ゴミや落ち葉から堆肥を作る方法がわかる



肥料も買って、堆肥も買うと野菜を買った方が安いんじゃ?



この本読むと作り方がわかるよ…(*’ω’*)
うちの両親がそうだったんですが…。
堆肥って当たり前にかかる経費ですが、家庭菜園を始める方で肥料を与えることは知っているのですが、堆肥を畑に投入することを知っている方ってあまり多くないような気がします。
肥料だけ与えて堆肥を使ったことのない方からすると、経費が増えるという認識になりがち。
でも大丈夫です。
畑にスペースがあれば堆肥は作れます。
この本では落ち葉を使った堆肥、生ゴミを使った堆肥の作り方を解説しています。
自分で作れるのであれば作るのが農業です。



畑のスペースがない…。



それはこちらの記事も参考にしてみて…。
ベランダでもOK。
衣装ケースで生ゴミ堆肥を作る方法は…


そういったお悩みの方にもダンボールを使った作り方も併せて本書では紹介されています。



以上がおすすめのポイントです。
図解ありでわかりやすくマジでおすすめ。
この本に出会って、作物を植える度に読み返しながら土づくりをしていました。
今でも時々読み返したりしますが、お手元にあれば心強い1冊です。
レビュー



購入レビューってどうなんですか?



レビューみてみましょ。
良いレビュー
レビュー①
脱サラして農業をしているのですが、とても参考になり、解かりやすく、ずっと実践しています。
引用元:Amazon
レビュー②
後藤逸男先生の語りかけてくるような文章が、まず好印象です。初心者に対して、わかり易く暖かみのある説明は、読んでいて素直に受けとめられます。堆肥の重要性を教える書ということで、難しい専門用語がならぶのかと思いきや、ふつうの読解力があれば十分理解できるものと思います。文中の特に覚えておいたほうがよいものには、欄外で注釈があったり、何度も繰り返し説明がなされています。読みとばすのではなくて、すみずみまで丁寧に読むことで理解できるはずです。
そして一番わかりやすいと感じたのは、見開きごとに、一つの課題が完結しているという点です。これは文章を読み進む上で、非常にいいテンポになります。飽きっぽい私にも、最後まで注意力がとぎれずに完読できたのもそのせいです。そしてなにより、印象深く記憶にのこる要因として、随所にかわいらしいイラストが描かれていることです。シリーズ本の「土と肥料の作り方•使い方」も、あわせて参考にしております。
引用元:Amazon
レビュー③
堆肥のことだけで1冊になるほど情報量があるのか?と思っていましたが、とても詳しく知りたいことが知れました。
私個人としては堆肥は買うので作ることはしないのでそこは飛ばしましたが、緑肥に関することも記述があり、それも知りたいことだったので勉強になりました。
同著者の『イラスト基本からわかる土と肥料の作り方・使い方』と同じくプロでも参考にできる良著です。
引用元:Amazon
悪いレビュー
レビュー①
わかりやすいですけど、情報量としては、ネットで堆肥の作り方をググって出てくるのをいくつか読めば、それプラスアルファという程度です。
同じことが何度も書いてあったりして、初心者には良いのかもしれませんが、ちょっと慣れた人には読みにくいかも。
引用元:Amazon



レビューはこんな感じ。。
全体的にわかりやすいという評価が多く、逆に悪いレビューはあまりありません。
家庭菜園を始める方向けの内容との評価が多く、教科書として持っていたい本。
レビューでもおすすめされていますね。
家庭菜園におすすめの本① まとめ
今回は、私自身が教科書として使用している後藤逸男教授の『イラスト 基本からわかる堆肥の作り方・使い方』についておすすめポイントについてまとめてみました。
スマホを持って家庭菜園をする時代、今やわからないことはAIに聞く時代。
私は29歳で家庭菜園を始めました。
その当時、ガラケーのカメラの画素数が良くなってきた時代で、携帯で写真は撮影はできますが、わからない事は祖母に聞く、本を読んで調べる、パソコンで調べるの3択でした。
もともと本を読むのが好きだった私は、様々な農業系の本を読みましたが、中でもおすすめの本として今回紹介させていただきました。
知識がつけばより趣味の園芸が楽しくなります。
参考にしてください。
今回、以上。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
堆肥についての記事はこちら…




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