肥料袋で始める方法と並んで気軽に始められますよ‼
『いつもプランターで家庭菜園を楽しんでいる』
プランター栽培ユーザーって畑で楽しむ方より多い気がします。
私の住まいの近くでもプランターで野菜を育てているお宅をよく見かけます。
『菌ちゃん農法はプランターでもできる‼』
プランター愛好家に朗報ですよね。
今回は、少量でよい野菜はプランターで育てる筆者が、プランターを使用した菌ちゃん農法を実践してみました。
この記事は、菌ちゃん農法をお試しで始めてみたい方、プランター栽培を楽しむ方向けの内容です。
- プランターを使った菌ちゃん農法土づくり
- プランターでの植え付け方法
菌ちゃん農法をプランターで始める準備
プランターも多種多様です。
私は葉物野菜やイチゴを育てたく、プランターの奥行きは深くないものを選んでいます。
根菜類やトマトのような根をしっかり生長させたい野菜はもっと深型のプランターを選んでいきたいですね。
今回は、このプランターを使用し菌ちゃん農法を実践していきます。
菌ちゃん農法って？
こちらの記事を参考にしてください…。
プランターも肥料袋と同じく気軽に始められることがおすすめですよね…。
プランターで始めるメリット
どんな人がおすすめ？
- 畑にスペースがないけど、菌ちゃん農法をしてみたい
- お試しで始めたい
- 少量の野菜を育てたい
- 肥料袋より水はけ、通気性が確保しやすい
肥料袋と同じようなメリットがありますね。
菌ちゃん農法を始めてみたい‼
と思ったている方がお試しで行うのに適していますね。
畑にスペースがない場合や、そもそもプランターなどで野菜を少量育てている方向けです。
私のように、野菜を少量育てたい場合も適していますね。
また、肥料袋で始める場合は、底に穴をあけて排水できるようにしましたが、プランターはそういった手間がなく、水はけ、通気性を確保しやすいイメージです。
プランター栽培のデメリット
肥料袋のデメリットは？
- 少量の収穫しかできない
- 量を収穫したい場合は準備が大変
- 育てる野菜次第でプランターを新調しなければならない
たくさんの野菜を収穫したいならば、たくさんのプランターが必要になります。
また、育てる野菜次第でプランターの規格を変更しなければならず、多品種を作るのならば、プランター多種類用意する必要があります。
この買い物も楽しみのひとつでもありますが…。
野菜を作ろうとしたとき、最初はプランターからスタートする方も多いですよね。
楽しくなったら、庭の一部を畑に変える、借りるという方法にステップアップしていく感じです。
準備するもの
プランターで始めるにあたり、準備するものを整理してみましょう。
有機物や土、小枝は肥料袋の時と条件は一緒ですが、再度整理しましょう。
- 有機物
- 土
- プランター
- 小枝
- ブルーシート
- 黒マルチ
- ひもと洗濯ばさみ
有機物
有機物は畑の土づくりで使用する落ち葉や枯草を雨ざらししたものを使用します。
初めて有機物を調達する方は、しばらく雨ざらしにしてからとなります。
私は落ち葉を使用して行います。
菌ちゃん農法で使用する有機物は下記クリック
土
土は、使用済みの土や畑の土を使用します。
1年以上、プランターなどで野菜を育てた培養土が適しています。
注意したい点は、
未発酵の有機物や残滓などをいれた土や未使用の培養土は使わないようにしましょう。
肥料成分が含んでいれば菌ちゃん農法に向きません。
団粒構造が崩れて目詰まりしている土なら、糸状菌の力で再び団粒構造になっていきます。
小枝
畑で有機物を投入し、糸状菌を育てるのと同様です。
糸状菌は、通気性、適度な水分を好みます。
水浸しにならないように注意が必要です。
プランターの下部分に小枝を敷き詰め、排水と空気の流れをよくします。
落ち葉を調達する過程で、落ち葉の他にも小枝も併せて調達できますので、集めてきた落ち葉の中から小枝を選定して使用します。
集めた小枝は、5～10㎝程度に切ったものを使用します。
その他準備品
プランターやブルーシート。
最終的にプランターに土を入れた後、寝かし期間中に雨が入らないように雨仕舞をします。
プランターサイズの黒マルチで、開口部を覆って雨が入らないようにします。
その時に、固定するため、麻ひもや洗濯ばさみを使用します。
プランターだけで栽培している人は100均に黒マルチが販売されていますのでそれを購入するとよいですよ。
プランターを使った菌ちゃん農法のやり方
必要なものが準備できたら、プランターで土づくりをしていきましょう。
準備品が整っていれば、1プランター10分程度で完成します。
肥料袋の土づくり 手順と要点
プランターの底の黒いメッシュがすのこです。
すのこがついていないプランターもありますが、写真のプランターは標準的についていますのでそのまま使用します。
以前から使用しているプランターで土もそのままならば、古い土はブルーシートに避けておきましょう。
底に小枝を敷き詰めます。
小枝は5～10㎝に折ったものを高さ５～7㎝程敷き詰めます。
下の部分に10㎝位の小枝を敷き、上にはより短く折った枝木をのせます。
上にのせる土が小枝の中に落ちにくくします。
小枝がなければ軽石でもOKです。
土はあらかじめ、じょうろで水をかけ、混ぜておきます。
水浸しの状態ではなく、多少湿り気のある状態にしてからプランターに入れていきます。
入れる量は袋の９割程度。
畑の土や使い古した用土を使用します。
使いまわしの場合は、ブルーシートに避けた土を入れ戻します。
肥料分が多いと糸状菌に窒素固定細菌が共生できません。
先程敷き詰めた土の上に有機物をのせます。
数ヶ月雨ざらしにした状態で放置したものを投入します。
プランターの上に盛り上がるくらいまでたっぷりと置き、土を押しつぶさないように、プランターの縁から内側に押し込んでいく。
有機物は、糸状菌がついているものを使い、有機物が乾いているようなら水をかけて混ぜ合わせます。
雨があたった直後で、十分湿っていれば必要ありません。
雑草、枝、タケは細かく刻んでから入れた方が菌糸がつきやすい。
有機物の上に土をの隙間を適度に埋めるように軽く馴染ませます。
雨避けとして黒マルチをプランターサイズに切って覆う。
プランターの側面をひもで縛り、さらにプランターの縁の部分に洗濯ばさみで止め固定します。
さらに密封状態にならないように、2～３ヶ所程度、空気穴をあけます。
これで仕込みは完了です。
保管場所
雨の濡れない軒下や土間など日陰で雨があたらない場所で保管します。
この状態で２～3ヶ月程保管します。
畑の土づくり同様、気温が5℃を下回ると菌がスリープ状態になる為、その期間はカウントしないようにしていきます。
プランターの苗の植え付け方法
２～3ヶ月寝かした後、
糸状菌が育ってきたら、植え付けです。
苗の植え方
２ヶ月経過後、黒マルチをめくり、糸状菌の状態を確認します。
有機物や土に糸状菌がついていれば、植え付けしていきます。
ついていないならば、もう１ヶ月寝かし期間を延長します。
表面の土と有機物をかき分けて穴を掘ります。
有機物の下の土の部分までかき分けます。
穴の底を拳で突き固めます。
土の粒子を固めることで、毛細管現象により地中の水が集まりやすくなります。
突き固めた穴の底に水を与えます。
水の量は少なめ。
野菜の苗を穴にいれます。
隙間には土を足し、苗の根と密着させるために、入れた土を押える。
種の場合は穴の底に点撒きし、土を軽くかぶせます。
種の植え付けの時は、側面の土が崩れないように大きく掘っておきましょう。
苗の根と土を馴染ませるため、じょうろで水を与えます。
水のやりすぎには注意。
種植えもやり方は同様です。
有機物の下の土に植え付けしましょう。
その後の管理
その後の水やりと有機物の補充についてです。
野菜を植え付け後は、日当たりが良く、雨が避けられる軒下で管理します。
そのため、植え付け後は水やりが必要になります。
水やりは、表面の有機物と土ではなく、有機物の下の土の湿り具合で判断します。
水浸しは糸状菌の成長を阻害します。
有機物の下の土がやや乾いてきたら水やりをします。
水やりの量は、プランターの底から水が出る程度です。
水を注いでから、5～10分後に底から水が出てきたらOK。
出てこないようなら、水が少ないということです。
菌ちゃん農法 プランターを作ってみて…
今回は割とうまくできました(*’ω’*)
うっかり① 植え付け後の雨仕舞の失敗
日当りよく、軒下で管理しますが、雨の日は要注意。
降水量には注意してください。
雨が吹き込むような日は、プランターを退避したり写真のように雨が入らないように対策をしていきましょう。
軒下ですが雨が吹き込みプランターに水が入る入る…(*´з`)
糸状菌に優しくしたいが水攻めをしてしまいました…。
すみません…汗
菌ちゃん農法 プランターでのやり方 まとめ
菌ちゃん農法プランターでのやり方、土づくりについて解説しました。
栽培後も、有機物を補充することで後作も続いて栽培できるのはうれしいですね。
プランターでのやり方の要点
- プランターの上部の有機物はたくさん入れる
- 有機物の上に土を敷き詰めすぎない
- 軒下で温度変化の少ない場所で保管
- 植え付けの位置と水やりは注意
- 降水量と相談し場所を移動するなり対応する
といったところが重要です。
栽培中は無農薬、無肥料で栽培していきます。
また、栽培方法についてアップしていきます。
今回、以上。
いかがでしたでしょうか？
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
場所をとらない菌ちゃん農法の始め方はまだあります…。
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